思而不学則殆

元の議論にはまったく言及する必要を感じないのだが。

続・「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall

具体的事実について少しも勉強せずに大上段から物を言うというスタイルはほんといい加減にして欲しい。こういうやり方をすれば自分の知らないことについても物申せる(そして何となく頭良さそうに見える)ということなんだろうが、これを得意技にするのは内田樹だけで勘弁して頂きたいと思う。

ま、いわゆるブログ的「知識人」のほとんどはこの手合い。逆を言えば内田センセはブログに現れる何かを体現するタイプだということなのだろう。でもそれは、「学而不思」式の詰め込み教育というステレオタイプから逃れようとする、今の教育のトレンドだったりもする。で、いまのネットというのは、どちらかというと「学」のためのリソースではなく、「思」のためのメモ帳になっていると。前者に関してはWikipedia的などこかが一人勝ちして情報を提供し、それを使ってめいめいが好き勝手なことを思う。そこから集合知は生まれるか?というとこれは厳しい。生まれるのは、集合知編集合戦をもたらす「空気」だったりするのではないか。そして私は、大上段から物申して逃亡、と。